紀平梨花、フリー5位で「もっともっと引っ張っていけるような演技がしたかった」

女子フリー ジャンプの着氷に2度失敗。2位に終わり手を合わせて謝る紀平梨花=マリンメッセ福岡(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(13日、マリンメッセ福岡)

 女子フリーが行われ、SP1位の紀平梨花(16)=関大KFSC=は冒頭の3回転アクセルを含む2度の転倒があり、得点は138・37点で5位だった。今大会は団体戦で1位は米国で117ポイント。日本は104ポイントの2位で、連覇はならなかった。3位はロシアの102ポイントだった。紀平は「もっともっと引っ張っていけるような演技がしたかった」と悔しさを言葉に込めた。

 冒頭、連続ジャンプにつなげる予定だった3回転アクセルで転倒。2本目は2回転アクセルから3回転トーループにつなげ、今回のフリーの演技では3回転半の成功はなかった。

 中盤の3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプでも転倒するなど、精彩を欠き、自己ベストの154・72点には遠く及ばなかった。演技終了後は両手を合わせて、謝るような姿を見せていた。

 演技後、「もっともっと引っ張っていけるような演技がしたかった。どのジャンプもとにかく全力は尽くせた。もっと準備を万全にしていきたかったけど、かなりきつい試合になってしまった」と反省した紀平。1本にした3回転アクセルについては「朝練の時点でも、6分間練習でも迷っていたけど、1つ目のアクセルがかなり点数を引かれるようなミスだったので、ダブルアクセルにしようと。2本目がばっちり決まる自信があまりなかったので、安全にと」と振り返った。

 上位は1位がエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)で自己ベストの153・89点、2位がブレイディ・テネル(米国)で、自己ベストの150・83点。3位に坂本花織(シスメックス)が146・70点の自己ベストで入った。

 今大会では、SPとフリーでそれぞれ順位に応じたポイントが与えられる。男子、女子、ペア、アイスダンスの順位点(1位が12点、2位が11点…と続く)の合計で団体戦として競う。

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