紀平、硬い靴へ「すぐ替える」 国別対抗戦「最後の最後は笑顔で終わりたい」

 6カ国で争われるフィギュアスケートの団体戦、世界国別対抗戦(4月11~14日・福岡)の日本代表が25日、都内で発表された。トリプルアクセル(3回転半)を武器に18年GPファイナル女王となった紀平梨花(16)=関大KFSC、平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=らが選ばれた。ソチ、平昌五輪金メダリストで世界選手権銀メダルの羽生結弦(24)=ANA=は、古傷の右足首痛のため欠場となった。

 シーズンを通して試行錯誤を重ね続けてきた、紀平のスケート靴問題。解決の糸口を見つけたかもしれない。思い立ったが吉日。4月の世界国別対抗戦へ万全の状態で臨むためにも「明日からすぐ替えたいと思います」と早急に対応することを明かした。

 一般の人がジャンプをするだけで、足底部には体重の5~8倍の負荷がかかると言われているが、トリプルアクセルの衝撃はその比にならないほど。靴への負担も大きい。これまで柔らかい素材の靴を使用してきたが「柔らかくなってしまってバタバタすることが多かった。硬い靴に替えようと思っている」。

 シーズンの締めくくりとなるこの試合は団体戦。普段は個人で戦っているが、仲間の応援にも熱が入る。「楽しそうだなってイメージ」と紀平。「自分の演技には集中するしかないけど、それ以外は楽しみたい。足を引っ張らないようにいい演技ができたら」と想像を膨らませた。

 4位に終わった世界選手権は、トリプルアクセル(3回転半)を3本中1本しか決められなかった。「笑顔だったけど、本当の笑顔ではないような…ちょっと微妙な思い」と振り返った。「最後の最後は笑顔で終わりたい」。硬い靴で足元を固め、今季の成長を証明する。

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