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メドベージェワ、雄叫び銅メダル!体重5キロ増、「裏切り者」批判乗り越えて意地

今季自己最高得点のメドベージェワ=さいたまスーパーアリーナ(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・世界選手権」(22日、さいたまスーパーアリーナ)

 女子フリーが行われ、SP4位で平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(19)=ロシア=が、合計223・80点で銅メダルを獲得した。

 かつてのような絶対的な強さとはいえない。それでも、苦しみの日々を乗り越えての会心の演技に、メドベージェワが咆哮した。今季自己ベストとなるフリー149・57点で、SP4位から表彰台へ。「自分と、自分のチームを誇りに思う。乗り越えないといけないことは多かったけど、大好きな日本でいい演技ができてうれしい」。取材ゾーンではキュートな笑顔を浮かべた。

 平昌五輪後に、練習拠点をカナダ、トロントに移したメドベージェワは、今季不振に陥っていた。五輪シーズン、ベストだと思われた体重43キロで戦い続けた結果、右足を骨折。「体重の維持が必要だったけど、必要な栄養が渡ってなかった。ヒビが入ってしまった」。トロントでは食生活を改善。しっかり栄養を取ったことで体重は一時5キロ増えた。ただ、その身体を競技に適応させるには時間が掛かった。

 GPシリーズ2戦は3、4位に終わり、ファイナル進出を逃すと、昨年末の国内選考会のロシア選手権では、ジュニア勢の台頭の前に7位に沈み、代表入りが絶望的かと思われた。さらに、拠点をカナダに移したことで、自身のSNSに「裏切り者」というメッセージが届いたこともある。

 先月に行われたロシア杯ファイナルで選考上のライバルだった元世界女王のトゥクタミシェワを僅差で下し、優勝。ロシア連盟のコーチ評議会による投票で、滑り込みでの代表入りが決まった。ただ、今回の選出にロシアの国内世論は割れており、未だトゥクタミシェワを推す声も多かった。是が非でも結果が欲しい今大会だった。

 苦しい状況を乗り越えてのメダル。メドベージェワは笑いながら言った。「フィギュアスケートがとても好きだから辞められない。もう少しフィギュアへの愛が少なかったら、辞めていたかも知れないけど」。意地とプライド、そしてフィギュアへの愛が詰まった渾身の滑りだった。

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