石川佳純“裸一貫”で伊藤美誠倒しV「今までの成績全部なくして」

 優勝し、トロフィーを手に笑顔の石川佳純と張本智和=カメイアリーナ仙台
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 「卓球・ジャパントップ12」(3日、カメイアリーナ仙台)

 4月の世界選手権(ブダペスト)代表に決まっている男女各5人によって争われ、女子決勝は世界ランク4位の石川佳純(26)=全農=が、全日本3冠の伊藤美誠(18)=スターツ=を4-2で破り、2年ぶり4度目の制覇を果たした。

 「今までの自分の成績を全部一回なくして、今回も初優勝を目指すつもりでやった」

 過去4度制している全日本選手権(1月)でまさかの6回戦敗退に終わった石川だったが、この日は“裸一貫”の心境で現全日本女王の伊藤に対して声を出しながら向かっていった。「最初から最後まで勇気を出していこうと思っていた」とリスクを恐れずに積極的なプレーを繰り出し、気迫で1点1点をもぎ取り再び頂点に立った。

 26日開幕のカタール・オープンを皮切りに、今年の年末までし烈な五輪代表争いが幕を開ける。「東京五輪に向けても(自身)3度目ではく、初の五輪を目指すつもりで1年頑張りたい」と気合を入れ、「世界選手権(4月、ブダペスト)が今の一番の目標なので、さらに安定したプレーをしたい」と、若手に負けじと進化を誓った。

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