メドベージェワ渾身の逃げ切りV トゥクタミシェワとの激闘制し、世界3枠目有力に

フィギュアスケートのロシア・カップ・ファイナル女子フリーの演技を終えて笑顔を見せるエフゲニア・メドベージェワ=ベリーキーノブゴロド(タス=共同)
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 「フィギュアスケート・ロシアカップ・ファイナル」(22日、ベリーキーノブゴロド)

 女子フリーが行われ、SP首位の平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(19)が転倒こそあったものの、気迫の演技でフリー2位の146・01点、合計222・90点をマークし、優勝。世界選手権代表の3枠目争いで有力となった。SP4位だった元世界女王のエリザベータ・トゥクタミシェワ(22)が、フリートップの148・98点をマークし追い上げたが、合計221・19点で2位。メドベージェワとの差はわずか1・71点差だった。SP2位で、欧州選手権4位のスタスラニア・コンスタンチノワ(18)は206・67点で4位だった。

 渾身の滑りだった。メドベージェワは2番目の連続3回転ジャンプで転倒。苦しい序盤となったが、その後は気迫溢れる滑りで、ジャンプを全て着氷させると、「リベルタンゴ」の世界観を見事に表現。トリプルアクセルなどを決めたトゥクタミシェワの追い上げをしのぎ切った。1位の表示を確認すると、力強くガッツポーズを繰り出した。

 ロシア女子は今大会の結果で、3月の世界選手権(埼玉)の3枠目の切符が決まると見られている。欧州選手権を制したサモドゥロワと、同2位だった平昌五輪金メダリスト、ザギトワの2人が濃厚。残る1枠をメドベージェワと、欧州選手権4位のコンスタンチノワ、GPファイナル3位のトゥクタミシェワが争っていたが、直接対決を制したことでメドベージェワが優位に立ったと見られる。

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