松岡修造氏「世界で一番悔しがっているのは錦織圭」TVで
元テニスプレーヤーでキャスターの松岡修造氏が23日、テレビ朝日系「報道ステーション」に出演。全豪オープンの男子シングルス、準々決勝で敗退した世界ランキング9位の錦織圭(29)=日清食品=について「本当に圭、出し切ってくれたと思います」と健闘をたたえた。
錦織は第1シード、同1位のノバク・ジョコビッチ(31)=セルビア=と対戦。右太ももを負傷し、第2セット途中で棄権し、無念の敗退となった。
第1セットを1-6。第1セット終了後にメディカルタイムアウトを取り、トレーナーに右太もも付近の痛みを訴えた。
テーピングを巻いてプレーを再開。第2セットは立ち上がりのサービスゲームをキープ。絶対王者相手に、必死のプレーが続いていたが、第2セットも1-4となったところで棄権した。
松岡氏は第1セット途中での異変を指摘。錦織のあきらめない姿勢を評価したが、「この状態で戦っても勝ちはなかったでしょう。悔しい悔しい棄権負け。世界で一番くやしがっているのは錦織圭」と、思いを代弁した。
錦織は4回戦で5時間超におよぶ激闘の末、カレノブスタに勝利。4試合中、3度がフルセットにもつれ込む激戦となり、回復具合が心配されていた。
両者の対戦はこれで、錦織の2勝16敗。準優勝した14年の全米オープン準決勝で勝利したのを最後に15連敗(棄権は除く)となった。




