全勝は白鵬ら6人 豪栄道、栃ノ心の2大関は連敗街道…【4日目の結果】

土俵際に右足1本を残し、北勝富士を突き落としで下した白鵬(左)=両国国技館(撮影・出月俊成)
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 「大相撲初場所・4日目」(16日、両国国技館)

 横綱稀勢の里(田子ノ浦)が引退し、2横綱3大関となった上位陣は、白鵬(宮城野)、鶴竜(井筒)の横綱陣は白星を積み重ねたが、豪栄道(境川)、栃ノ心(春日野)の2大関が敗れ、初日からまさかの4連敗となった。

 全勝は白鵬(宮城野)、御嶽海(出羽海)、錦木(伊勢ノ海)、阿武咲(阿武松)、魁聖(友綱)、千代の国(九重)の6人となった。

 白鵬は結びの一番で、3大関を破っている前頭二枚目北勝富士(八角)と対戦。北勝富士に押し込まれて土俵際でもつれる相撲となったが、俵の上右足一本で粘り、軍配は白鵬に上がったが、座布団舞う中で物言いがつき、同体ではないかと協議したが、白鵬の足が残っているとして突き落としで白星をつかんだ。

 鶴竜は、小結妙義龍(境川)と対戦。過去9勝8敗の難敵を押し出して星を2勝2敗の五分に戻した。

 3日目に全員が黒星を喫した3大関は、高安(田子ノ浦)が唯一の白星で2勝目。豪栄道、栃ノ心は初日から白星なしの4連敗を喫した。

 高安は過去7勝20敗と分の悪い栃煌山(春日野)に対して、立ち合い体当たりで体を起こすと突き押しで勝負を決めた。

 豪栄道は、前頭筆頭逸ノ城(湊)に寄り切りで敗れ、大関昇進後としては自身ワーストを更新する初日からの4連敗を喫した。

 栃ノ心は、過去16勝9敗と分の良かった関脇玉鷲(片男波)に一方的に攻め込まれ、押し出しで敗れた。栃ノ心は大関昇進後初の4連敗となった。

 2横綱1大関を破って3連勝と勢いに乗る小結御嶽海(出羽海)が、先場所優勝の関脇貴景勝(千賀ノ浦)との全勝対決を制して4連勝を飾った。

 稀勢の里との取り組みが組まれていた前頭二枚目錦木(伊勢ノ海)は不戦勝で無傷の4連勝となった。

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