昨年11月の大相撲九州場所を全休した横綱鶴竜が5日、初場所(13日初日・両国国技館)に向けて東京都墨田区の時津風部屋に出稽古に赴き、平幕正代らと相撲を取って12戦全勝だった。「体が動いている感覚があった。少しほっとした」と充実した表情を浮かべた。
相撲を取るのは昨年九州場所前の11月以来だった。休場の要因となった右足首に不安を感じさせず、動きは軽快だった。「特に気にせず取れる。あとは感覚を体に覚えさせることが大事」と課題を挙げた。
昨年は初の2連覇を果たしたが、後半の3場所中2場所を休んだ。反省を踏まえ「年6場所、90日間相撲を取りたい」と目標を掲げる。