「大相撲初場所」(13日初日、両国国技館)
右膝負傷で先場所を途中休場した横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=が4日、都内の部屋で弟弟子の大関高安(28)と2日連続の三番稽古を行い、13番取って9勝4敗と勝ち越した。右前ミツを取る素早い攻め、立ち合いの圧力も十分。「良かった。全体的にいい」と納得顔だった。
昨年末に三番稽古を開始して以降、この日が5度目となり最少の番数。「こんなもんでしょう」と、体調を見極めながら調整する。
高安の馬力を体感する日々は充実。「うまさもある。重みもある。何でもできる大関だから」とうなずいていた。