関学大が完敗 富士通に大差つけられ学生代表10連敗…QB奥野リベンジ「難しい」

 「アメリカンフットボール・ライスボウル、富士通52-17関学大」(3日、東京ドーム)

 社会人代表の富士通が3年連続4度目の日本一に輝いた。学生代表の関学大は大差を付けられて敗戦。今春の定期戦で日大選手から悪質タックルを受けたQB奥野耕世(2年)は最後は頭部を強打し、担架で運ばれて波瀾(はらん)万丈のシーズンを終えた。最優秀選手賞は2TDを挙げた富士通RBニクソン・トラショーンが獲得。学生代表は10連敗となり、関学大側からは試合内容や安全面を考慮して現行の方式での開催意義を問う声も上がった。

 長いシーズンの終わりを告げる敗戦の瞬間は、ピッチ外で迎えた。奥野は「強いと想像していたんですけど、今までできたことが全くできなかった」と淡々と完敗を認めた。

 思い通りに試合をコントロールできなかった。2度喫したインターセプトのうち、第1QはそのままリターンTDされた。パスの出しどころがなく、QBサックを何度も喫した。「相手には自分の目線を見てDBが動くうまさとスピード感があった」と脱帽した。

 5月に日大との定期戦で悪質タックルを受け、腰などに全治3週間のけがを負い、社会問題に発展した。

 辛いスタート地点から大学日本一に貢献し、年間最優秀選手(ミルズ杯)を獲得。最後は日本一に挑戦する舞台にたどりついた。「いろんな人に助けてもらった」と感謝。そして「そういう自分が今度は上級生になる上で、周りであったり下級生に対して恩返しできたらいいなと思っています」と穏やかな表情を見せた。

 まだ2年生。現行通りの開催なら、リベンジのチャンスは2回ある。「難しいですね」と素直に社会人の強さを認めながらも、「負けていないところもあったかなと思います」と付け加える。

 この1年の成長を「負けている状況でも諦めなかったら最後まで勝てる。そういう意味でのメンタル面」と言う。まだまだチャレンジしてみせる。

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