ドーピング問題でデータ提出訴え ロシア大統領に国内機関

 ロシア反ドーピング機関(RUSADA)は27日、ロシアのプーチン大統領に対し、国ぐるみのドーピング問題に関連するデータを世界反ドーピング機関(WADA)に提出するよう訴えた。ロイター通信が報じた。

 WADAの代表団は21日にモスクワの検査所を立ち入り検査したが、使用機器に法的認証を求められ、全データを入手できなかった。

 WADAは9月、年内に全データを提供する条件付きでRUSADAの資格停止処分を解除した。RUSADAの責任者は「再び資格停止となればロシアのスポーツ界は孤立する。われわれは深い穴の淵にいる。未来のロシア選手を守ってほしい」と語った。

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