本田真凜、妹・望結からの“金言”胸に「逃げずに頑張りたい」不本意シーズンも前向く

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、東和薬品ラクタブドーム)

 女子フリーが行われ、SPで18位と出遅れた本田真凜(17)=JAL=はフリー111・48点、合計164・23点だった。ジャンプでミスが続いて出た。満足のいく内容とは遠かったが、「去年よりスケートを楽しむことができていると思う」と前向きに語り、妹で女優業とスケート選手の“二刀流”に挑戦している望結からの言葉を胸に挑戦を続けるとした。

 真凜は予定から少ない回転のジャンプになってしまったり、連続ジャンプにつなげられなかったりと、思うような演技ができなかった。今季は他の試合でも度々、回転不足やエッジが明瞭でないとの判定を受けており、苦しいシーズンが全日本でも出てしまった。「今季はなかなかうまく演技できなかったんですけど、どういうふうに試合に持っていけばいいかとか、自分の中で変わった部分が徐々に、ちょっとずつできていると感じている」と振り返りつつ、「もう少し時間が必要と感じている」と改善が必要とも口にした。

 今季は春からロサンゼルスに拠点を移し、再スタートを切った。平昌五輪出場を意識した昨季よりは「スケートを楽しむことができていると思う」と精神的には前向きに取り組めているという。ただ、プログラムは完成にはほど遠く「何位、何点という試合での目標を決められる状態ではなかった」とも告白。「来季は目標を決められるようにしたい。一日一日、スケートと向き合っていきたい」と決意を新たにした。

 「去年は『スケートきついな』って思うこともあったけど、今年はスケートとしっかり向き合えている。こういうふうに一度リセットしてやり直す必要を感じて、自分で決めた道」と語った真凜。妹の望結からは「逃げ道の先には行き止まりしかない」と激励されているというが、「その言葉を信じて、逃げずに頑張りたい」と前を向いた。

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