レスリング世界女王・須崎優衣が全日本欠場 左肘じん帯断裂で全治8週間

 「レスリング・全日本選手権」(21日、東京・駒沢体育館)

 22日から行われる女子50キロ級の組み合わせ抽選が行われたが、世界選手権2連覇中の須崎優衣(19)=早大=の欠場が決まった。11月の合宿中に左肘の脱臼とじん帯の断裂で全治8週間と診断されたことを明かし、「回復が間に合わず欠場を決めました。年明けからしっかり練習できるように、まずはしっかり治して万全の状態にしたい」と話した。

 須崎は試合直前まで状態を見ていたが、早大の太田拓弥監督は「(肘の)可動域は広がっているが7割の状態。最終的には本人の意思で(欠場を)決めた。仮に勝っても(けがが)悪化したらいけない」と説明した。

 今回の全日本選手権は19年世界選手権代表選考会を兼ねており、来年6月の全日本選抜選手権の2大会を制した選手が世界代表に決まるが、異なる場合は代表決定プレーオフが行われる。太田監督は「(5月の)全日本選抜の予選から万全じゃないと(ライバルの)登坂(絵莉)、入江(ゆき)には勝てない」と回復を優先させると話した。

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