フジカキペア万感 “最終戦”はタカマツに惜敗「本当に悔いない」

 「バドミントン・全日本総合選手権」(29日、東京・駒沢体育館)

 女子ダブルス2回戦が行われ、今季限りでの現役引退を表明しているロンドン五輪銀メダルの藤井瑞希(30)、垣岩令佳(29)組(再春館製薬所)は、リオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)に19-21、19-21で敗れた。

 個人戦としてはラストマッチの藤井、垣岩ペアは、昔から実業団や日本代表で競い合ってきた高橋、松友ペアに惜敗した。5年ぶりの対戦が終わると、両ペアは涙を浮かべながら抱擁。観客席からは温かな拍手が送られた。

 藤井は「予選から勝ち上がってきて、最後にまさか高橋、松友ペアとやれるなんて思わなかった。私たちのプレーも出せたし、本当に悔いはないです。感謝の気持ちでいっぱい」と万感。垣岩も「ずっと競い合ってきた高橋、松友ペアと最後にやれて悔いはない。うれしかった」と涙を浮かべた。

 「フジカキ」の愛称で親しまれた2人は、青森山田高時代にペアを結成し、12年ロンドン五輪で日本勢初となる銀メダルを獲得。その後ペアを解消したが、17年に再結成していた。今年9月に今季限りでの引退を発表。個人戦出場はこれが最後で、12月に開幕するS/Jリーグを最後に現役を退く。

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