安美錦、石浦立ち合い合わず…高田川審判部副部長が注意「お互いが悪い」

 「大相撲九州場所・7日目」(17日、福岡国際センター)

 十両の安美錦(40)=伊勢ケ浜=と石浦(28)=宮城野=の取組で審判長を務めた高田川審判部副部長(元関脇安芸乃島)が2人に対して注意を与えた

 最初の立ち合いで安美錦が立てずに「待った」。2度目は安美錦が押し込んだが立ち合い不成立と判断し同審判長が「待った」。3度目は石浦が立てずに「待った」。4度目に成立したものの、石浦が左に変化し、はたき込みで決着した。

 同審判長は取組後に両者を呼び注意。石浦には「立ち合いを駆け引きの道具に使うな。変化するため、わざと待ったじゃないのか。正々堂々取れ」と、厳しく諭した。

 同審判長は「待ったを勝ちの道具にしたようにしか見えなかった。お客さんもいる。相撲は勝負だけどスポーツであり興行であり神事。『待ったはやめましょう』と言っているんだから。お互いが悪い」と説明した。

 ベテランの安美錦はばつが悪そうな顔。石浦は「(駆け引きとか)自分はそんなことない。合わせるのが大事。自分の立ち合いができるようにしっかり頑張りたい」と、神妙に語った。

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