稀勢の里 出場へ 初日から3連敗も…師匠・田子ノ浦親方が明言

 多数の報道陣に囲まれる田子の浦親方(撮影・坂部計介)
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 「大相撲九州場所・4日目」(14日、福岡国際センター)

 初日から3連敗を喫した横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=が14日、4日目の栃煌山(春日野)戦も出場することが決まった。この日朝、師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が明言した。

 親方によれば、前夜に話し合い、横綱から「頑張ります」との言葉があり、途中休場は回避。親方は「自信を持っていけ」とハッパをかけた。

 「責任のある立場。本人ももちろん分かっている。自分としては弟子を信じるしかない。まだまだできると思う。来ているファンの方もいる。横綱としての相撲を取らないといけないとは本人も思っている。できる限りのことはやると思う」と弟子の思いを代弁した。

 一人横綱の今場所は初日に小結貴景勝(千賀ノ浦)に屈すると、2日目は平幕妙義龍(境川)に完敗。前日3日目も平幕北勝富士(八角)に2日連続で金星を配給。横綱の初日から3連敗は1992年初場所の旭富士以来26年ぶりとなっていた。

 稀勢の里は左大胸筋負傷などで昨年夏場所から8場所連続で休場。進退を懸けた先場所、10勝を挙げて再起した。完全復活を期した今場所は「優勝」宣言するなど仕上がりに自信を見せていたが、場所が始まり、調子が上がっていない。

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