稀勢の里が初の一人横綱 優勝へ早やピリピリモード…初日は若手の貴景勝 

稽古中、笑みも浮かべリラックスモードの稀勢の里
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 「大相撲九州場所」(11日初日、福岡国際センター)

 日本相撲協会は9日、大相撲九州場所(11日初日、福岡国際センター)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。横綱白鵬(宮城野)、鶴竜(井筒)が休場し、初めて一人横綱を務める稀勢の里(32)=田子ノ浦=は初日に小結貴景勝(千賀ノ浦)、2日目は東前頭筆頭の妙義龍(境川)と対戦する。貴景勝とは過去2勝2敗の難敵。8場所連続休場から再起し、完全復活となる優勝へ向け、早くもピリピリムードを漂わせた。

 稀勢の里が本番モードに突入した。部屋での朝稽古にはいつもの白まわしではなく、本場所で着用するなす紺のまわし姿で登場。四股、すり足など基礎運動で調整した。立ち合いの踏み込みも何度も確認し、準備を整えた。

 稽古中は若い衆に声をかけ、笑顔もあふれた。リラックスモードはその後、2日目までの取組が決まった午前10時過ぎには一転した。稽古後の取材には応じず、部屋から外出する際も若い衆に報道陣を遠ざけるように指示。無言で車に乗り込み、緊張感を漂わせた。

 貴景勝とは過去2勝2敗の五分。勢いのある突き押しの若武者には毎回苦戦し、先場所もひやひやの勝利だった。

 重圧は半端ではない。白鵬、鶴竜が休場し、初の一人横綱を務める。優勝争いへの期待どころか、優勝することが使命となった。

 8場所連続休場から進退をかけた先場所、10勝を挙げて再起。今場所前も連日の出稽古で入念に仕上げ、目標は「優勝」と宣言した。完全復活となる賜杯奪還のためにも序盤がカギを握る。

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