池江璃花子、個人メドレー挑戦に否定的「メダルは獲れないと思う」自、バタに集中へ

女子100メートル個人メドレーで3位に入った池江璃花子(手前は優勝したホッスー)=撮影・棚橋慶太
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 「競泳・W杯東京大会」(9日、東京辰巳国際水泳場)

 短水路(25メートルプール)で争われ、女子100メートル個人メドレー決勝は、アジア大会6冠の池江璃花子(18)=ルネサンス=が58秒17で3位に入った。個人メドレー世界女王のカディンカ・ホッスー(ハンガリー)が57秒25で優勝し、サラ・ショーストロム(スウェーデン)が57秒28で2位だった。表彰台に立った池江だったが、今後も個人メドレーに挑戦していくかどうかについては否定的だった。

 各種目の世界トップ選手が集結した豪華レースで、池江はしっかり存在感を示した。専門種目ではないものの、得意のバタフライ、自由形で食らいついて堂々の3位。「隣のアトキンソン選手(専門は平泳ぎ)にまず追いつかれないようにバタフライ、背泳ぎで逃げようと思ったら、意外とホッスー選手にも離されてなかったので何とか表彰台に上りたいと思って最後までいった。(トレーニングで)体が追い込まれている中でいいタイム」と手応えを示した。

 ただ、長水路も含めた今後の個人メドレー挑戦の可能性について聞かれると、「ほとんどないと思う」と否定的な見解を示した。

 池江は2年後の東京五輪に向けて、これまで日本戦手が苦手としてきた100メートルバタフライを主軸に、バタフライ、自由形の短距離で金メダルを目指している。一方で、専門外の200メートル個人メドレーでも、16年に本格的に取り組んでない中で日本歴代4位の2分9秒98をマークしており、未知数の潜在能力を秘めているのも事実だ。

 池江は「200メートル個人メドレーでも(五輪を)狙えるんじゃないかと言われるけど、メダルは獲れないと思う」と自己分析した上で、「まずは自分の種目に集中しないことには、個人メドレーに手を出してもダメだと思う」とキッパリ。本命種目での金メダルだけを追う考えをあらためて示した。

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