羽生結弦のSP「秋によせて」に本家ウィアー氏が「とてつもなく素晴らしい」
「フィギュアスケート・GPフィンランド杯」(3日、ヘルシンキ)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪2連覇の羽生結弦(23)=ANA=は、今季世界最高得点となる106・69点で首位発進を決めた。今季は元全米王者のジョニー・ウィアー氏が採用していた「秋によせて」をSPで用いているが、その“本家”がツイッターで絶賛した。
ウィアー氏はツイッターで羽生の結果を紹介したのに続けて「Absolutely brilliant skating」(訳・とてつもなく素晴らしい滑り)と絶賛した。
羽生は冒頭の4回転サルコーでは出来栄え点(GOE)で9人のジャッジのうち4人が“満点”の+5をつけた。演技の質にこだわる羽生の思いが今季も得点につながっている。
また、羽生は演技後のテレビ朝日によるインタビューに、11月3日が敬愛するスケート界の帝王、エフゲニー・プルシェンコの誕生日であることにも言及している。フリーのプログラム「Origin」はプルシェンコの演目をアレンジしたもの。2人の大先輩への思いを胸に、フリーの演技に力を注ぐ。