高橋大輔が首位発進「落ち着いてきっちりできた」
「フィギュアスケート・西日本選手権」(3日、日本ガイシアリーナ)
男女SPなどが行われ、男子のバンクーバー五輪銅メダリスト、高橋大輔(32)=関大KFSC=が復帰後2戦目でSP首位。復帰戦だった10月の近畿選手権を6点以上上回る83・56点をマークした。また、女子は今季がシニア本格参戦の紀平梨花(16)=同=が73・41点でトップに立った。ともに4日にフリーが行われる。
高橋は連続3回転ジャンプでバランスを崩したが、演技をまとめて首位発進。「落ち着いてきっちりできた」と振り返った一方で、「調子も良かったのでミスは悔しい」と無念さもにじませた。
男子の中で誰より先に登場する1番滑走に「思っている以上に緊張した」。大声援の中で滑りきり、そのままトップの座を譲ることはなかったが「もう2度としたくありません!」と苦笑いした。
復帰初戦だった10月の近畿選手権以降の調整は順調。靴のサイズを少し小さくするなど微調整を重ねてきた。4日のフリーでは4回転を回避し、完成度で勝負する。上位12位以内なら全日本選手権の出場権を獲得。「自分比では良くなっている。明日が勝負」と表情を引き締めた。