現役復帰の高橋大輔 SPは連続ジャンプ乱れるも83・56点

演技する高橋大輔
3枚

 「フィギュアスケート・西日本選手権」(3日、日本ガイシアリーナ)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、4年ぶりに現役復帰した高橋大輔(32)=関大KFSC=は83・56点で、第1グループの演技を終えた段階で暫定トップに立っている。

 1番滑走で登場した高橋は、冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷。その後の3回転-3回転の連続ジャンプで体勢を崩したが、きっちりと演技をまとめ、大きな拍手を浴びた。

 演技後は「コンビネーションの1個目のジャンプで上がりすぎて、うまくつけられなかったのは残念だったけど、それ以外の部分は、緊張感はすごく高かったけど、落ち着いてきっちりできた。走り出しというか、スタートはよかったかな」と振り返った。

 近畿選手権後は靴をやや小さいサイズのものに変え、順調な調整を積んできただけに「納得はしていない。調子も良かったので、コンビネーションでのミスは悔しい」と無念さをにじませる場面もあった。

 4日のフリーへ向けては「近畿選手権ではほとんどミスになってしまったので、特に後半、きっちり決めたい。スピンやステップでもバテないように、思いっきり滑りたい」と話した。

 復帰初戦となった近畿選手権はSPが77・28点。フリー118・54点の合計195・82点で、全体3位で今大会へと進出しており、今大会の上位12位までに入れば、全日本選手権の出場権を得る。

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