2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会と東京都は31日、大会開催時の都心部の道路、鉄道の混雑をシミュレーションした「大会輸送影響度マップ(混雑マップ)」を公表した。
何も交通対策をとらなかった場合に想定される状況を可視化したもので、月末の金曜日で交通量が多くなる20年7月31日では、首都高速道路の各路線でピーク時に所要時間が通常の3倍以上、鉄道は臨海部の路線などで朝夕に乗車率180%に達する混雑が予想されるとした。
鉄道の混雑緩和のため、一部区間は鉄道事業者に増発を求めるほか、観客の競技会場での入退場時間を分散させる検討も進める。