「大相撲・秋巡業」（２７日、広島グリーンアリーナ）

　大相撲の秋巡業が２７日、広島市で開催され、“タカ党”の幕内琴奨菊（３４）＝佐渡ケ嶽＝と嘉風（３６）＝尾車＝が日本シリーズで広島と戦うソフトバンクにエールを送った。敵地での開幕前夜はタカの主力、内川聖一内野手（３６）、上林誠知外野手（２３）とお好み焼き店で会食。広島を食って日本一を祈願する“決起集会”となった。

　福岡出身の琴奨菊は内川と親交。トップアスリート同士、考え方など通ずるものが多く刺激にしてきた。「短期決戦は打つか打たないか五分五分だと言っていた。いい緊張とリラックス」。３１日、福岡での第４戦を観戦する予定だという。

　嘉風は内川と同じ大分出身。高校時代から地元のスターとの会食は初めてで「緊張しました」と言う。「（シリーズは）短期決戦が１５日間ある感じ。そういう意味では相撲に似ている。広島には戻らず４勝１敗で決める」と予想した。