柔道・斉藤ジュニア、2回戦敗退に落胆「なめた気持ちたたきつぶされた」

 ソウル五輪柔道男子金メダルの故斉藤仁さんの次男で、男子100キロ超級の斉藤立(16)=国士舘高=が24日、世界ジュニア選手権が行われたパナマから成田空港に帰国した。2回戦敗退に終わり、「軽い気持ちでいけると思ったけど見事にはじき返された。なめてた気持ちをたたきつぶされた感じ」と反省しきりだった。

 腰を痛めた影響で今月の国体は欠場。今大会までも約3週間練習を積めずにぶっつけ本番となった。初戦は反則勝ちしたが、2回戦はジョージア選手に開始早々背中を持たれ、小外刈りで後ろに倒され一本負け。「出発するときはいけるやろとノリがあった。でも試合になるとケガで練習してなかったので不安しかなかった」。190センチ、160キロの規格外の体を縮こまらせながら、うなだれた。

 ただ、稽古が積めずに試合に臨むことや、力の強い海外勢と手を合わせる経験を積めたことには収穫があった様子。「初めてのことだらけだったので、こういう経験ができて良かった」と糧にした。

 次戦は2020年東京五輪の代表選考にも大きく関わってくる講道館杯(11月3~4日、千葉ポートアリーナ)。大一番に向けて腰痛は問題ないと話し、「食事面や生活面も含めて24時間柔道に向き合い、厳しく準備していきたい」と気合を入れた。

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