日本記録樹立の大迫傑「まだまだ上を狙える」

 シカゴマラソンで2時間5分50秒の日本新記録を樹立し、3位となった大迫傑(27)=ナイキ=が10日、成田空港に帰国した。今年2月に設楽悠太(ホンダ)がマークした2時間6分11秒の日本記録を更新し、日本人で初めて2時間5分台に突入。ただ、記録については「特にそういうところに興味がない。もう終わったこと」とし、「まだまだ上を狙える。4分台、その先も狙っていかないと」と、視線を先に向けた。

 これまではトラックへの挑戦も続けてきたが、「これからはマラソン中心でいく」と、明言。ここまで3度のマラソンで、毎回自己記録を更新した。先日のベルリンマラソンでキプチョゲ(ケニア)が2時間1分39秒の世界記録を樹立。ついに世界は1分台に突入したが「やればできる。近づいていきたいし、そういう気持ちは持っていたい」と、力強く語った。

 次戦は来年3月の東京マラソンを視野に入れている。

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