錦織逆転勝ちで3回戦へ 「いい感覚ある」
「男子テニス・マスターズ上海」(10日、上海)
男子テニスのマスターズ上海大会は10日、上海で行われ、シングルスでは世界ランキング12位で第8シードの錦織圭(28)=日清食品=が初戦の2回戦で同415位のウ・イビン(18)=中国=に3-6、6-0、6-3で逆転勝ちし、3回戦に進出した。
最終セットを奪って逆転勝ちを収めた錦織は思わずネットに寄りかかった。「本当に負けるかもしれないと思った。勝てて良かった」と、18歳の地元選手を何とか下して3回戦へ。昨年プロに転向したばかりの伸び盛りの強打に手を焼いた。
第1セットはベースラインぎりぎりへのショットに押され、自身はミスが重なった。それでも、第2セットは厳しいコースへの正確なショットが決まり始め、1ゲームも与えずに奪取。最終セットは3-2の第6ゲームをブレークした。
年間上位8人によるツアー・ファイナル進出には残り少ないツアーでの好成績が必須。「テニス自体はすごくいい感覚はある」。苦戦となった初戦を糧とできるか。





