元貴乃花親方の証人申請、貴ノ岩の弁護士は否定せず

元横綱日馬富士(左)と貴ノ岩
2枚

 大相撲の幕内・貴ノ岩(28)=千賀ノ浦=が4日、昨年10月に横綱日馬富士(34、番付は当時、すでに引退)から暴行を受け負傷した傷害事件について、同氏に対しての損害賠償を請求する民事訴訟を東京地裁に起こした。東京・霞が関の司法記者クラブで貴ノ岩の代理人弁護士団が記者会見を開き事情を説明。貴ノ岩の師匠だった元貴乃花親方の花田光司氏を証人申請する可能性も否定はしなかった。

 代理人弁護士団によると、原告は傷害の被害を受けた貴ノ岩本人のみ。入院治療費用約435万円、給与や懸賞金、退職時の幕内養老金などが番付降下に伴い減少した逸失利益分を約1258万円と算出し、慰謝料500万円、弁護士費用約219万円と合わせ、計約2413万円を請求する訴訟を提起した(千円以下は切り捨てで表記)。

 貴ノ岩や、元貴乃花親方からの談話については「一切、コメント等はいただいておりません」とした。仮に、日馬富士側が請求に対して争う場合は、口頭弁論などで証人として関係者が出廷して証言するケースが出てくる。元貴乃花親方や、貴ノ岩が出廷する可能性について、会見に出席した佐藤歳二弁護士は以下の説明をした。

 「相手方が争うか、争わないかに決まってきます。認否いかんによっては、争われればお互いに証人申請をする。関係者の中にはそういう方も出てくるので。証人申請することもありうる。私どもはそういうものを避けよう、なるべくならしたくないというのが本音だったんですけども、そういう展開になる可能性はないわけではないと思います」

 日本相撲協会側の証人申請をする可能性も「双方がどっちが誰を呼ぶかはこの段階では決めるわけではないです。そういうことも展開としてはありえる。こういうことだと思います」と含みを持たせた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス