桐生祥秀、9秒台へ「バネをためる」新たな調整に挑戦

 陸上の全日本実業団選手権(大阪、ヤンマースタジアム長居)の男子100メートルに出場する桐生祥秀(22)=日本生命=が22日、同所で前日調整を行った。昨年、日本人初の9秒台となる9秒98を出した桐生は、10秒10の今季シーズンベストの更新を目標に掲げ「(10秒)0台か9秒台で終わりたい」と最終試合へ気合を入れた。

 8月のジャカルタ・アジア大会では個人種目の出場を逃し、400メートルリレーで優勝した。100メートルで10秒00を出し銅メダルを獲得した一方、山県亮太(セイコー)と、6月の日本選手権以来となる直接対決に「絶好調の山県さんとしっかり走って勝負したい」とプライドをかける。

 2カ月ぶりの個人種目では新たな挑戦もある。「4、5日休んでから走るというやり方を初めて試す。バネをためるという感じ」とレース前の4、5日間はスパイクも履かずに体に負担をかけない調整方法を導入。フレッシュな状態で記録が伸びるかを試す。

 またスタートも変更。重心を変えて「お尻を上げて真ん中に行くように」というフォームにも初挑戦。「今季はいろんなことをやってきた。最後にこれらがどうなのかやってみたかった」と、2020年東京五輪に向けての挑戦を続ける。

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