【ジュネーブ共同】世界反ドーピング機関(WADA)は20日、セーシェルで理事会を開き、国ぐるみのドーピング問題で、資格停止処分を受けていたロシア反ドーピング機関(RUSADA)が資格回復の条件を満たしたとして処分の解除を発表した。
ただしタス通信によると、モスクワの検査所が保管する検体やデータの提供を年内にできなければ、再度資格停止とする条件が付いた。処分解除についての投票結果は、賛成9、反対2、棄権1だった。
RUSADAの再認定は、ロシア選手団の2020年東京五輪・パラリンピック出場にも前進となる。