豊ノ島 十両復帰確実の5勝目でサプライズ ポドルスキが祝福に

蒼国来(中央)を師匠の時津風親方(左下)の前で寄り切りで破り5勝目を挙げた豊ノ島=両国国技館(撮影・中田匡峻)
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 「大相撲秋場所・11日目」(19日、両国国技館)

 元関脇で西幕下筆頭の豊ノ島(35)=時津風=が蒼国来(荒汐)を寄り切って5勝目(1敗)を挙げ、来場所、13場所ぶり十両返り咲きを確実とした。

 取材中に突然、サッカー、元ドイツ代表でヴィッセル神戸に所属するルーカス・ポドルスキが訪れ、本人も周囲もビックリ。共通の知人を通じ、親交があり、神戸の試合も見に行ったこともある。この日はサイン入りユニホームをプレゼントされ、握手し、記念撮影など祝福された。

 「勝って良かった。帰って寝るだけか?ナンバー1相撲、ナンバー1サッカーとかそんな話」と豊ノ島。昇進を決めた日にうれしい反面、「全部、ポドルスキに持っていかれた。大スターだから」と嘆いた。

 幕内だった16年名古屋場所前に左アキレス腱(けん)を断裂。2場所連続全休し同九州場所で十両からも陥落した。そこから度重なるケガもあり、12場所連続で幕下生活が続いていた。

 四番相撲で十両常幸龍(木瀬)を取り直しの末、上手投げで破り、勝ち越し来場所、13場所ぶりの関取復帰を有力とし花道で感極まって号泣した。

 夫人から「泣くのは早い」と叱られたそうで、気を引き締めてつかんだ5勝目。「本来はここで泣くんだけど」と泣くタイミングを早まったことに苦笑い。タオルを取り出し、涙を拭くまねをして笑わせていた。

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