JOC 選手団編成方針で人間力重視へ 競技力と並列表記 スポーツ界不祥事多発受け

 日本オリンピック委員会(JOC)は18日、都内で理事会を開催した。

 1月のカヌーでのドーピング混入事件、2月のレスリングのパワハラ問題、5月のアメフット悪質タックル問題、7月のボクシングでの諸問題、今夏のアジア大会期間中に起きたバスケットボール男子の買春問題、8月の体操での暴力&パワハラ疑惑など、スポーツ界で多くの不祥事が起きていることを受けて、来年7月の総合国際大会・ユニバーシアード(イタリア、ナポリ)から、日本選手団の編成方針を変更。これまで競技力を第一として記載していたが、日本代表選手としてふさわしい「人間力」を一番上に記載し、競技力とともに重視することを決めた。

 福井烈強化副本部長は「これまでは競技力を先に記載してきたが、スローガンでもある『人間力なくして競技力向上なし』を元に、人間力を先に記載した。もちろん競技力は大事なので、順番はつけず、並列の形をとった」と、説明した。

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