ジョコビッチ、3年ぶり3度目のV ナダル&フェデラーを意識「自分をつくった」

 「テニス・全米オープン」(9日、ニューヨーク)

 男子シングルス決勝で第6シードのノバク・ジョコビッチ(31)=セルビア=が第3シードのフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)を6-3、7-6、6-3で退け、3年ぶり3度目の優勝を果たした。四大大会でウィンブルドン選手権に続く今季2冠で、ピート・サンプラス(米国)に並ぶ歴代3位の14勝目。優勝賞金380万ドル(約4億2180万円)を獲得した。

 冬に右肘の手術を受けたジョコビッチが、強さとしぶとさを取り戻した。ウィンブルドン選手権に続くビッグタイトル獲得に「過去は大事だが見るのは前だけ。常に最高の時を手にしたい」。勝利への欲求が四大大会14勝目に結びついた。

 序盤から白熱のラリーが続く中、勝負どころの第2セットのタイブレークでギアをさらに上げた。2-3から2本連続でネットに詰めて得点。その後のラリーでは絶妙な深さと角度で崩し、相手のミスを誘った。巧みな攻守でこのセットを1時間35分でものにし、第3セットも奪った。

 四大大会の優勝回数で、上をいく17勝のナダル(スペイン)と20勝のフェデラー(スイス)は、まだ現役。「10年前は彼らと同時代でプレーすることは不幸だと思っていたが今は違う。ライバルが自分をつくった」と強く2人を意識している。大会後の世界ランキングは3位に浮上。さらに上を見据えている。

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