体操パワハラ問題 テレ朝“2人の会話”とされる音声公開 塚原側が提供

 女子体操のパワハラを巡る問題で、テレビ朝日系「報道ステーション」は31日、当事者間の会話を録音したとされる音声データを公開した。

 データは宮川紗江からパワハラを告発された日本体操協会の塚原千恵子女子強化本部長が代理人を通じて番組提供。今後、第三者委員会にも提出するとしている。

 音声では塚原強化本部長が、諭すように「あなたはオランダ(での大会)の所感にも書いてあったけど、見ることで勉強もしたし、いろいろ学んだと書いてあったけど、人の試技会やら練習しているところを見たって勉強になるでしょう?」と質問。宮川とされる女性が「今はそういう気持ちになれない」と返すと、「それはあなたね、自分のわがままよ。コーチや親が帰ってこいっていったわけ?」と、問いかける様子などが伝えられた。

 その後のやり取りは以下の通り。

 -宮川とされる女性(以下、宮川)「帰りたいというのは伝えました」

 -塚原「親を呼び出しましょうか?」

 -宮川「それは別に構いません」

 -塚原「でもそれはあなた自身の責任でやらなきゃいけないんじゃないの?自分が巻き起こしたことで自分が逃げるというのはダメ。スポーツをやる意味はどんな苦しいことがあったってちゃんとやるとか我慢をするとかそういうことを今まで学んできたと思うから。それはね、監督として『あ、そうですか。帰っていいです』とはできない。誰が監督でもそう言うでしょう」

 塚原氏側は音声を公開した理由について、「宮川選手に対する全面対決ではなく、反撃でもなく、あくまで会話の状況を聞いていただき、メディアでお伝えされている高圧的ではないということを知って頂きたい」としている。また、会話を録音した経緯に関しては「所属契約をめぐり、宮川選手が弁護士を立てて争っているような状況だったので念のため録音した」という。

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