フェン娘 フルーレ団体史上初の金 5連覇中の韓国撃破!決勝は延長で中国下す

アジア大会史上初の金メダルを手にする女子フルーレ団体代表の(左から)東晟良、辻すみれ、菊池小巻、宮脇花綸
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 「アジア大会・フェンシング」(23日、ジャカルタ)

 フェンシングの女子フルーレ団体で日本(東晟良=19、日体大、宮脇花綸=21、慶大、菊池小巻=21、専修大、辻すみれ=18、朝日大)は決勝で中国を延長の末に35-34で破り、初優勝を果たした。準決勝では5連覇中の韓国を45-36で撃破する金星を挙げた。

 日本の若き女子剣士が史上初の金メダルを手にした。決勝は大接戦で、1点勝負の延長戦に突入。個人戦銅メダルの東は相手の突きをかわすと、一瞬の隙にカウンターで突きを的中させた。

 優勝を確信した宮脇は、判定を待つ前に一目散に東に駆け寄り、抱き合った。「コーチが『新しい歴史のページを開いた』と言ってくれた。歴史をつくるチームなんだと感じた」。延長戦を制した東は「(先に)突くぞということで頭がいっぱいだった。優勝メンバーに入れてうれしい」と胸を張った。

 リオ五輪後の16年、日本代表コーチに就任した元フランス代表コーチのフランク・ボアダン氏が言った。「日本選手は技術はあってもファイティングスピリットがない。スイート(甘い)だ」。練習から試合のように声を出し、接近戦でも突きにいく積極性を磨いた。闘将が植え付けた闘志が、結果として徐々に結実し始めた。

 準決勝では、5連覇中だった韓国から金星を奪った。「(韓国撃破は)何年もなかったし、私がチームに入ってからはなかった。大きな勝利」(宮脇)。2020年東京五輪に向けて「アジアで1番になることがいいステップになる」と、金メダルを足がかりに世界の頂点を目指す。

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