岩崎恭子さん、五輪金の裏の姉妹の葛藤明かす

 1992年、バルセロナ五輪の競泳女子200m平泳ぎで、14歳で金メダルを獲得した岩崎恭子さんが18日、TBS系「サタデープラス」に出演し、当時の姉妹の葛藤を語った。

 岩崎さんは3歳上の姉・敬子さんの影響で水泳を始めた。「憧れであり、目標とする人でした。いつも先を行き、ああなりたいなと。なんでもまねをした」と振り返った。敬子さんもインターハイ平泳ぎ100、200メートル2冠を取るなど、トップ選手で、姉妹で五輪を狙うほどだった。恭子さんも「姉妹でいけたら。でも勝負の世界はそうはいかないだろうな」と感じていたという。

 上位2位までが出場権を得る五輪予選会で、恭子さんは2位、期待されていた敬子さんは4位に終わり落選。「姉は泣きながら帰ったそうです。4番だと絶対に行けないから」。その日の岩崎家ではお祝いする雰囲気ではなく、普通の食事に。それから水泳の話題も上がらず、仲のよかった姉妹も一切口を利かなくなった。

 だが3日後、恭子さんが五輪合宿に出発する直前。予選会後初めて敬子さんから「頑張って」と声をかけてもらい、その言葉が支えとなり五輪での栄光につながった。

 今回、インドネシアのジャカルタで開催されているアジア大会を解説するため現地を訪れている恭子さん。注目選手を問われると「池江璃花子選手」と即答。「フォームやメンタルの強さはあったが、さらにスピードも持久力もついて日本記録連発。大きな大会ほど楽しいというのがすごいけど、それは自分のことがわかっている強さ」と絶賛した。7種目に出場するが「7種目全てメダルが取れる。色に期待してほしい」と語った。

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