大関栃ノ心が稽古を再開 親指負傷、巡業へ合流意向

 新大関で臨んだ大相撲名古屋場所を右足親指負傷で途中休場した栃ノ心が31日、東京都墨田区の春日野部屋で稽古を再開した。ゆっくりと四股を踏み、患部の感覚を確かめるように土俵の中を歩いた。腫れは引いてきており「力を入れるとまだ痛みはあるけど、少しずつ良くなってきた。稽古からやり直す」と明るい表情だった。

 夏巡業には8月中旬ごろの合流を目指し「土俵入りだけでもできればいい。まずはけがを治すことだ」と意欲を示した。

 名古屋場所は同じ出羽海一門の関脇御嶽海が、初優勝。頻繁に稽古をする相手の快挙を「すごくいい相撲を取っていた。最後まで集中していた」とたたえた。

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