御嶽海に白鵬から“かわいがり”予告 「愛してあげようかな」もマイペース宣言

 「大相撲夏巡業」(29日、大垣市総合体育館)

 大相撲の夏巡業が29日、岐阜県大垣市で始まり、左大胸筋の負傷などで8場所連続休場中の横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=が、昨年の秋巡業以来となる初日から参加。朝の稽古では四股、すり足など基本動作を入念に行ったが土俵には上がらなかった。進退をかけ臨む秋場所(9月9日初日、両国国技館)へ向けた復活ロードをスローペースでスタート。打ち出し後は何も語らず会場を後にした。

 名古屋場所で初優勝を果たした関脇御嶽海(25)=出羽海=が、不変のマイペースを宣言した。「上を狙うからって気持ちを変える必要はない。自分のペースを崩したら気持ちが悪い」。

 巡業では“稽古嫌い”で知られるが、学生時代から独自のやり方を貫いてきた。この日朝の稽古でも土俵回りで四股など踏んでいたが、幕内の申し合いには参加せず、土俵にも上がらなかった。

 稽古中、3横綱から「おめでとう」と祝福された。白鵬からは「愛してあげようかな」と今巡業での“かわいがり”を予告された。

 2場所で計22勝を挙げ来場所が大関とりになる。昇進目安へ11勝がノルマ。「自分のペース」を貫けるかが昇進のカギを握りそうだ。

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