阿部一二三、国際大会で3年ぶり黒星

  「柔道・グランプリ」(27日、ザグレブ)

 男子66キロ級準々決勝で、17年世界選手権金メダリストの阿部一二三(20)=日体大=は、世界ランク19位のドフドン・アルタンスフ(モンゴル)に一本負けした。阿部が国際大会で敗れるのは15年7月以来3年ぶりで、国内大会を合わせても15年11月以来の黒星となった。

 阿部はなかなか相手の引き手を取れずに攻めあぐねていると、逆に両袖を取られた一瞬の隙に捨て身技で投げられた。

 阿部はこれが2連覇を狙う世界選手権(9月、バクー)前の最後の試合で、出発前には「しっかり自分の柔道をして勝って、世界選手権に向けていい流れをつくりたい」と話していた。

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