池江璃花子、高校地方大会で“爆泳”5人ごぼう抜き

 「競泳・関東高校大会」(21日、横浜国際プール)

 インターハイ関東予選を兼ねて行われ、女子400メートルリレーは、東京・淑徳巣鴨高が第3泳者の池江璃花子(18)=ルネサンス亀戸=が引き継ぎタイムながら52秒77という快記録で泳ぎ、1位日大藤沢高と0秒96差の3分47秒55という大会記録で2位に入った。

 ここは高校の地方大会。しかし、1人だけバケモノのような爆泳を見せた。トップと2秒30差の6位で回ってきた池江は、他を圧倒する伸びやかな泳ぎを披露。強豪校がそろうにもかかわらず一気に5人を抜き去り、2位に1秒41差をつけて首位でアンカーにつないだ。

 「勝ちにいくなら(自分が)相手を抜ける第3泳者で」と自ら志願した。チームは大会前のエントリータイム順では10番手だったが、予告通りに優勝争いに持ち込んだ。惜しくも優勝は逃し、「悔しかった。優勝を狙っていたので」と苦笑いしたが、参考記録ながら日本記録(53秒03)を上回るタイムを出し、「うれしいです」と声を弾ませた。

 今夏の大一番であるパンパシフィック選手権(8月9日開幕、東京)、アジア大会(8月18日開幕、ジャカルタ)直前の最後の調整試合で、22日からは個人種目の100メートル自由形、同バタフライにも出場する。

 自由形は6月の欧州GPカネ大会で53秒10を出すなど好調をキープしており、「52秒台はすぐ出せると思う。ここでは出したくないけど(笑)」と夏本番に向けて“出し惜しみ”を予告。「(今大会)調整はせずに強化しながら臨んでいるので、バタフライは56秒台、自由形は53秒台を出したい」と指標を掲げた。

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