東京五輪日程発表 暑さ対策でマラソン7時、50キロ競歩は6時スタート
2020年東京五輪組織委員会は18日、スイス・ローザンヌで行われた国際オリンピック委員会(IOC)理事会で競技日程の大枠を提案し、承認された。17日間で史上最多の33競技339種目を行う2年後の真夏の祭典の具体像がいよいよ明らかになった。
組織委員会は近年の東京の暑さを考慮し、各競技の国際連盟とスケジュールを調整。陸上ではマラソン(女子8月2日、男子8月9日)は朝7時スタート、約5時間近く競技することになる男子50キロ競歩は朝6時スタート、ゴルフも7時スタートにするなど、主に屋外競技の開始時間を招致段階から前倒しした。この他にもスポーツクライミングは「手を掛ける部分などが熱くなってしまう」という理由もあり、夕方16時半開始に。馬術も馬の負担を減らすために、夕方以降のスタートとなった。
ただ、2年前ながら、ここ数日の東京は朝7時の時点から30度前後まで気温が上昇するなど、異常な暑さとなっており、熱中症を発症する市民も続出。関係者も「ここまでの暑さは想定しきれてない」と話すなど、今後さらなる対策が必要になってくる可能性もある。