競泳代表落ち坂井聖人 代表3選手抑えて優勝「見返したい」

 「競泳・東京都選手権」(8日、東京辰巳国際水泳場)

 男子200メートルバタフライが行われ、今年日本代表入りを逃したリオデジャネイロ五輪銀メダルの坂井聖人(23)=セイコー=が、パンパシフィック選手権代表3人を振り切って1分55秒47で優勝した。

 今春は極度の不振で辛酸をなめた五輪メダリストが意地を見せた。17年世界選手権銅メダルの瀬戸大也(ANA)、若手成長株の幌村尚(早大)、今年初代表を射止めた個性派の矢島優也(明大)の3人を抑え、スタートから先頭を守り切ってゴール。「今年は代表を逃していたので、勝ててホッとしたというか、優勝できてうれしい」と久々にほほを緩めた。

 今夏は世界大会出場が無くなってスケジュールがぽっかりと空き、「(夏は)予定が何もない」と苦笑い。その分、痛めていた左肩のケアや、泳ぎの修正に時間を充てているという。

 ただ、リオ五輪ではフェルプス(米国)を0・04秒差まで追い上げたワンダーボーイ。パンパシフィック選手権(8月9日開幕、東京)、アジア大会(8月18日開幕、ジャカルタ)の直後に行われる社会人選手権(9月1~2日、新潟)に照準を合わせ、「パンパシやアジア大会の優勝者より速いタイムで勝って、代表選手を見返したい」と“日陰”からの復活ロードを予告した。

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