“内村も鉄棒の誤り”まさかの落下で予選落ち 温存ブレトシュナイダーお披露目できず
「体操・全日本種目別」(30日・高崎アリーナ)
男子6種目、女子4種目の予選が行われ、鉄棒に出場した内村航平(29)=リンガーハット=はまさかの落下で13・400点にとどまり、上位8人に入れず予選落ちとなった。
まさかのミスだった。コバチ、カッシーナ、コールマンという離れ技を鮮やかに決めた内村だったが、着地へと向かう最後の車輪で手を滑らせて落下。背中からマットに叩きつけられた。やり直しの着地を決めると、苦笑いで腰をさすった。
すでに個人総合で代表入りを決めており、決勝では自身最高難度となるH難度の大技ブレトシュナイダー(コバチ2回ひねり)に初挑戦することを明言していた。「鉄棒は団体、個人とも最終種目になる。勝負を懸けるために持っておきたい1つの技」と話した20年東京五輪に向けての“切り札”をお披露目する予定だったが、今後に持ち越しとなった。