桐生祥秀が準決勝でケンブリッジに完勝 4年ぶりVへ「決勝でももっとギアを上げる」

 男子100メートル準決勝を1位で通過し、歓声に応える桐生祥秀=維新みらいふスタジアム
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 「陸上・日本選手権」(22日、維新みらいふスタジアム)

 アジア大会代表選考会を兼ねた日本一決定戦が開幕し、男子100メートル準決勝が行われ、日本記録の9秒98を持つ桐生祥秀(22)=日本生命=は10秒16(向かい風0・3メートル)の準決トップのタイムで23日に行われる決勝進出を決めた。

 同組には2年前の覇者ケンブリッジ飛鳥(25)=ナイキ=、昨年2位の多田修平(21)=関学大=がいたが、中盤からの伸びで圧倒。4年ぶりの日本一へ弾みをつけた。別組だった日本歴代2位の10秒00を誇る山県亮太(26)=セイコー=は10秒19(向かい風0・3メートル)の全体2位で決勝へ進んだ。

 力強く抜け出し、日本最速男の意地を見せつけた。桐生が準決勝ながら、ケンブリッジ、多田に完勝。昨年も準決勝でケンブリッジと同組となり、終盤流して2位通過で、決勝では3位に終わった。「精神的な余裕が欲しかった。トップを取りにいった」と、“勝ち癖”にこだわった。

 14年大会以来遠ざかる日本一の座。決勝では最大のライバルと目される山県と激突する。「決勝ではもっとギアを上げたい。山県さんも、ケンブリッジさんも上げてくると思う。ベストを出したい」と、頂点を見据えた。

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