吉田沙保里セコンドでV貢献「ちょっと血が騒ぐ」
「レスリング・全日本選抜選手権」(14日、駒沢体育館)
女子で五輪4大会連続メダルの吉田沙保里(35)=至学館大職=が、至学館大所属選手のセコンドに入り試合をサポートした。女子55キロ級は世界選手権銀メダリストの向田真優(20)が3年連続で優勝し、72キロ級は松雪成葉(18)が初制覇。いずれも10月の世界選手権(ブダペスト)代表を決めた。
リオ五輪以降は選手兼任コーチとして活動している吉田だが、全日本レベルの大会でセコンドに入ったのは初めてで「緊張しました」とポツリ。後輩の優勝をマット脇で見届け、選手として試合したい気持ちになったかを問われると「ちょっと血は騒ぎますね」と明かしつつ、「(実戦復帰は)そんなに簡単なものではない」と慎重な姿勢を示した。