関学負傷選手の父親 日大の対応が事態悪化…今後は告訴も検討

 アメリカンフットボールの定期戦で、日本大の守備選手が関西学院大の司令塔であるクォーターバック(QB)選手に悪質なタックルを仕掛けて負傷させた問題で、21日夜、被害を受けた関学選手の父親が大阪市内で会見し、警察に被害届を提出したことを明らかにした。

 父親は大阪維新の会の奥野康俊大阪市議。奥野氏は今月9日に警察に相談していたと明かし「日大の対応如何で、相談、届け出、告訴という手順を踏みたいと思っています。今後の対応如何では、告訴まで検討せざるを得ない。その一歩前ということです」と述べた。

 奥野氏は「もっと早くに収束すると思っていた。このような状況にしたくなかった」とし、一連の日大側の対応について「ウヤムヤにされそうな勢いだった」「本当にそれで終わるのですか、と思ったのが正直なところです」と語った。

 17日に日大が出した見解声明で「指導者による指導と選手の受け取り方に乖離が起きていたことが問題の本質」としたことに、「その時はもう、憤りを超えて不信感しか募らなくなった瞬間でした」と述べた。

 また19日になって内田正人監督が謝罪に訪れたことも「謝罪自体があのタイミング、全く理解できなかった」とし、その後の会見で内田監督からなぜ問題の違反プレーが起こったのかの説明がなかったことで、今回の被害届提出を決めた経緯を説明した。

 今後についても「日大の対応如何。しっかりと真相究明していただきたい」と求めた。

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