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柔道男子代表は「猛獣の集まり」井上康生監督が9人に期待

世界選手権男子代表の(左から)原沢、ウルフ、藤原、阿部、高藤、永山、橋本、長沢、小川、井上監督
世界選手権代表に対して期待を込める井上康生監督
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 柔道の世界選手権(9月、バクー)に出場する日本代表が2日、都内で会見を行った。

 男子は66キロ級世界王者の阿部一二三(20)=日体大=をはじめ、初選出の小川雄勢(21)=明大=ら今年も個性あふれるメンバーがそろい、日本男子の井上康生監督(39)は「猛獣の集まり。そうでないとこの世界では戦えない」と9人の精鋭を評し、夏に向けて期待を込めた。

 とっさの“判断力”も実力のうちだ。昨年の73キロ級世界王者、橋本壮市(26)=パーク24=が連覇に向けて「サバンナにいるライオンのように堂々と戦いたい」と意気込みを語ったことを受け、他の選手に対しても、報道陣から「自身を動物に例えると何か?」という質問が投げかけられたことから始まった。

 各自困惑した表情を浮かべつつ、60キロ級で連覇を狙う高藤直寿(24)=パーク24=は「見ての通りモンキーで。それくらい元気に動き回る」と宣言。60キロ級で2年連続出場の永山竜樹(21)=東海大=は「虎が好きなので虎」と“猛虎魂”をにじませた。

 81キロ級で初選出された19歳の藤原崇太郎(日体大)は「え~っと…カバで」と何とかひねり出し、90キロ級初代表の長沢憲大(24)=パーク24=は「かわいい系の熊でお願いします」と顔を赤らめた。

 100キロ級世界王者のウルフ・アロン(22)=了徳寺学園職=は、ケガの影響でぽっちゃりしていることも踏まえて「名前はオオカミだが、オオカミの皮を被った(自身に似ている)タカアンドトシのタカさん」と珍回答。

 100キロ超級リオ五輪銀メダリストの原沢久喜(25)は「僕はライオンが一番強いと思っていたが、キリンがライオンを追い払っているのを見てやるときはやるんだと思って、キリンがいいな」と内なる闘志をのぞかせた。

 同じく100キロ超級の小川は「キリンより強い動物探してるんですけど、対抗して象で」と原沢に対抗心を燃やした。トリを務めた阿部は「僕は毒を持っているのでサソリ」と回答し、毒牙の一突きのような切れ味鋭い担ぎ技で今年も世界を震かんさせることを予感させた。

 常日ごろ「畳の上では何が起こるか分からない」と口にしている井上監督も、四苦八苦しながら“むちゃぶり”に何とか対応した9人に対し、優しい目でうなずいていた。

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