再春館製薬所がバドミントンの福島&広田ペアの退団を発表 前監督の不正告発も

 バドミントンの再春館製薬所は24日、女子ダブルス17年世界選手権銀メダルの「フクヒロ」ペアこと福島由紀(24)、広田彩花(23)組が4月末で退社する見込みであることを発表した。

 同社によれば、2人は3月末に退職届を提出。家族から慰留の申し出があって保留しているものの、現在中国に遠征中の2人の意思が変わらなければ、30日をもって退社となる。また、同社が移籍を認めないという一部報道に関しては「そのような発表はしておりません」と否定した。

 一方、フクヒロペアが5月から入団する見込みの岐阜トリッキーパンダースには、再春館製薬所の前監督で今年2月に退社した今井彰宏氏が、4月からコーチングコーディネーターを務めており、来季からは監督を務める見込み。また、今井莉子(19)、吉冨桂子コーチも同チームに移籍している。

 このことを受けて、再春館製薬所は「社内調査の結果、今井氏の金銭的不正行為が発覚したため、17年1月に監督を解任した」と経緯を明かし、「金銭的不正行為については、これまでに把握していたものだけではなく、さらなる不正の事実も発覚しており、4月13日付で日本バドミントン協会に告発状を提出させていただいた」と発表した。

 フクヒロペアに対しては「地元熊本市出身でもあり、今回の退社の意向は残念だが、今後もバドミントン界を盛り上げていくために頑張ってほしい」とねぎらったが、今井氏に関して「金銭的不正行為については、日本協会に、今後のバドミントン界の健全な発展、選手の私生活の平穏と安定およびバドミントンに関わる人や企業が永続的に応援していけるように、厳正な処分をお願いしている」とした。

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