阿部詩が初代表に選出「一本取る柔道で世界を驚かせたい」

 全日本柔道連盟(全柔連)は22日、横浜市内で強化委員会を開き、世界選手権(9月、バクー)代表を決定した。女子52キロ級では阿部詩(うた、17)=兵庫・夙川学院高=が初選出され、男子66キロ級世界王者の兄・一二三(日体大)とそろっての代表となった。

 初代表の阿部は、全柔連を通じ、「今日一日中ドキドキしていたので、代表に選ばれたことが分かって本当にホッとしました。うれしい!って気持ちです」と喜びのコメントを発表。「兄と一緒に世界選手権に出られるので、2人で金メダルを目指します。去年の兄のように、一本を取りに行く柔道、日本柔道を見せて世界を驚かせたいです」と宣言した。

 日本女子の増地克之監督は阿部について、「選考対象の4大会のうち3大会で優勝している。さらに、国際大会で海外選手に負けていなくてポイント獲得率が100%だった」と説明し、「日ごとに成長している。世界王者を目指して頑張ってほしい」と期待を込めた。

 金野潤・強化委員長も「阿部は大変若い高校生で、1試合1試合強くなっている。(8日の)選抜体重別では敗れたが、敗れる度に強くなっているので、2020年に大きな期待を持っている」と話した。

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