羽生結弦、来季GPシリーズ出場へ「意欲的に試合に出たい」

客席に手を振る羽生結弦
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 平昌五輪フィギュアスケート男子で66年ぶりとなる五輪連覇を達成した羽生結弦(23)=ANA=が13日、グランプリシリーズ(GPシリーズ)からの来季試合出場を目指していると明言した。

 この日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで、五輪の凱旋報告会にあたるイベント「Continues ~with Wings~(コンティニューズ ウィズ ウイングス)」に出演し、ジャンプを外した構成とはいえ、47日ぶりに氷上での演技を披露した。ショーを終えた後の取材で、「今は意欲的に試合に出たいと思っています」と語った。10月に始まるGPシリーズを念頭に置いているか、との問いにも「今のところはそういう風に思っています」とした。

 昨年11月に負傷した右足首は、五輪後に約3週間の安静加療を行ったことで「五輪前よりもいい状態」に戻ったという。五輪前はステップ練習のうち何カ所かで感じていた痛みもなくなり、スピンも支障がないため、「リハビリの段階として氷上でステップやスピン、体力トレーニングをしています」と現状を説明した。

 ただ、右足に大きな負荷がかかるループ、ルッツ、フリップのジャンプは「跳ぶ動作すらしていません。完全にやらないと決めています」と“封印中”。GPシリーズ出場を目指す中でも、「それ(ループなどの3種のジャンプ)をやった時にどういう感覚なのか、痛みが出るのか分からないので、それも含めて再考しなくてはいけないとは思っている」と慎重に語った。

 来季に演じるプログラムは「まだ曲も何も決まっていない」としたが、「試合に出ることは自分の中でしっかりと決めているので、なるべく早く始動しないといけないなと今、思っています」と前向きだった。選曲する上でも「前はどうやって勝てるプログラムをつくれるかも含めて考えていたんですけど、これからは割と自分の気持ちに正直に、自分がやりたいなと思う曲とか、見せたいなと思うプログラムを考えながら選曲して、振り付けもしていきたいと思います」と、自分の気持ちと向き合っていくと語った。

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