「競泳・日本選手権」（６日、東京辰巳国際水泳場）

　女子５０メートル自由形決勝が行われ、池江璃花子（ルネサンス亀戸）が２４秒２１の日本新記録で３連覇を達成した。今大会では日本新で３連覇を果たした女子１００メートルバタフライに続く２冠となった。

　序盤から積極的なレース展開をし、ほかの選手から抜け出す形でゴールした。「まあ、正直出るかなと思っていたタイムだったので、さらに上を目指したいという気持ちです」と優勝インタビューでのコメントにも貫禄を漂わせた。

　５０メートルを一度も息継ぎしない「ノーブレス」で泳ぎ切った。「さすがに後半キツくて腕が回らなかったんですけど、しっかり浮き上がりからうまくいったので、記録も出てきたんじゃないかなと思います」と納得のレース展開だったといい、約２４秒間呼吸なしで泳ぐつらさを「陸上で２４秒間呼吸を止めるより１００倍きついなと思います」とちゃめっ気たっぷりに表現していた。